2025年度
スローガン


挑戦 

~誇りを胸に道を切り拓け~


第56代理事長

西山 美也



2025年度 理事長所信

基本方針

1.誰もが活躍できる組織への挑戦
1.会員拡大への挑戦
1.故郷の魅力を伝えるための挑戦
1.子どもたちが地元に戻って来るきっかけ創りへの挑戦

 

はじめに

私が青年会議所に入会したきっかけは、主人の卒業式に参加したことです。長年にわたりこの団体で活動している姿を間近で見てきましたが、当時は青年会議所活動を理解ができず、「またJCか」と思うこともあり、印象はよくありませんでした。しかし、卒業式の日にメンバー、卒業生、そして参加されていたご家族が涙を流す姿を見て、真剣に活動をしてきたからこその涙だと感じ、それを機に私の青年会議所への見方が大きく変わりました。そして、その活動に興味を持ち内容を知っていくうちに、予てより抱いていた「地元のために貢献したい」という想いも相まって入会を決意しました。入会後、活動していく中で、理事長職に挑戦したいという思いが日に日に強くなっていきました。そして今日、海南青年会議所創立56年の歴史の中で、女性初の理事長の職に就けることを大変光栄に感じています。一歩踏み出す勇気をくれた先輩、快く役職を受けてくれた仲間たち、そして私の挑戦を受け入れてくれた家族、そのすべてに支えられ私はこのステージに立つことができています。感謝の気持ちを忘れず大恩に報いるため全力で役職を全うする所存です。本年度は私にとって非常に大きな挑戦となります。そこでメンバーに1つだけお願いしたいことがあります。それは何事においても「できるかどうか」思い悩み立ち止まるのではなく「できる」と信じ挑戦する姿勢を持っていただきたいということです。挑戦する姿勢を崩さない者には自ずと道が拓け、それに共感したメンバーが新たな人々を巻き込み、大きな輪になることを確信しています。青年会議所は、20歳から40歳という限られた時間の中で活動する団体です。この貴重な時間を大切にしながら仲間と議論を交わし、協力し合い、次世代を担う若者たちに夢と希望を与えられる存在となれるよう挑戦し続けてまいります。

 

誰もが活躍できる組織への挑戦

近年、海南青年会議所は、会員数の減少に伴い、経験の浅いメンバーの役職登用などメンバー一人ひとりが抱える担いが増えてきています。また、ライフスタイルや価値観が多様化している昨今、JC活動に対する考え方も様々であり、それぞれの立場を尊重しながらも、共に活動できる組織への変革が求められています。持続可能で誰もが活躍できる組織となるために、役割分担の見直しを行うとともに、組織体制のスリム化を行うことで、効率的で質の高い運動を展開していきます。経験の浅いメンバーの不安を解消し、成長を後押ししていくために、歴の長いメンバーが自らの経験を次の世代へ伝えることで、共に成長する機会を提供していきます。そして、これまで特定の担当者が行ってきた広報活動においても、JCプレスの発行やSNSの投稿などを担当した委員会が行うことで、役割分担だけでなく、担当した当事者の想いや声をタイムリーに届けていきます。さらに、私たちが今後も力強い運動を展開していくためには、メンバー同士の絆や、家族や会社の理解、先輩諸氏の支えが必要不可欠です。このような日々の支えに感謝するとともに、関係をより強固なものにしていくための機会を設けてまいります。私たちは、誰もが地域に必要とされるリーダーとして活動に誇りを持ち、成長を実感できる組織の実現に挑戦してまいります。 

 

会員拡大への挑戦

現在、海南青年会議所の会員数は20名を下回り減少傾向にあります。組織を維持し活動を継続していくために、会員拡大を本年度の最重要課題に位置付けます。私たちが地域社会により強い影響を与え、持続可能な未来を創り出していくためには、より多くの仲間と共に力を合わせることが必要です。私は理事長として、自らが先頭に立ち、新しいメンバーの獲得を率先して行います。自分が暮らす地域の為に活動ができ、かつ自己の成長、人脈形成ができる青年会議所のメリットを一人でも多くの方々に知っていただきたいと考えています。私たちの活動の魅力を伝えることができる機会を少しでも多く作り、1人でも多くの入会候補者の方と膝を突き合わせて話すことが、会員拡大の鍵となります。若い働き手が減っている地方において、同じような志をもつ仲間を増やすことは、容易なことではありません。しかし、56年の歴史を絶やさず、未来に繋げていくためには、会員拡大に本気で挑戦していく必要があります。会員拡大の成功は、未来の海南青年会議所の発展を確かなものにする第一歩です。共に挑み、共に未来を切り拓いていきましょう。 

 

故郷の魅力を伝えるための挑戦

私たちが活動する海南・紀美野地域の魅力を、私たち自身が理解し、伝える事はできているでしょうか。私たちの故郷の魅力とは何でしょうか。私は、大自然に囲まれ、海の幸、山の幸、里の幸が豊富なことと、今も受け継がれている文化だと思っています。このような多くの魅力を、もっと地域内外に伝えていきたい、伝えるべきだと考えます。そこで暮らす方々には当たり前すぎて気付けていない、故郷の良さを再認識してもらい、地域外の人には新たな魅力として知ってもらえるような、そんな機会を提供していく必要があります。首都圏への一極集中が進み、地方の課題ばかりに目を向けられる現代において、まずはそこに暮らす人々が自分たちの故郷に誇りを持つことで、愛する故郷を何とかしたいという想いが芽生えるのではないでしょうか。その想いが強く大きくなればなるほど、地域課題解決の新たな道を切り拓く原動力となると信じ、その第一歩を踏み出せるよう挑戦していきます。

 

子どもたちが地元に戻って来るきっかけ創りへの挑戦

日本全体の人口減少、特に地方における減少が深刻で、海南・紀美野地域においては消滅可能性自治体に指定されました。とりわけ、地域の未来を担う世代の割合は減少しており、進学や就職を機に地元を離れる若者は少なくありません。この地域課題解決に向けて、「大人になってもこのまちで暮らしたい」「将来このまちでアノ仕事をしたい」など、子どもたちが将来地元に定着するための「きっかけづくり」が必要だと考えます。古くからモノづくりのまちとして地域住民に親しまれているように、現在でも多数の地域産業が盛んなまちで、そのような特色を活かすことや、多種多様な業種が集うという青年会議所のストロングポイントを活かし、子どもたちが地元に戻って来るきっかけとなる場を創り出していきます。また、私たちが住み暮らす地域に「まちを想う」好循環を創り出すために、子どもたちにまちを想い日々活動している私たちの姿を心に焼き付けていただくことで、その子どもたちが大人になったとき、私たちのような想いを抱きそれを次の世代に引き継いでいっていただけるよう挑戦していきます。 

  

結びに

入会してから様々な役職や活動を通して、多くの仲間との出会いがありました。胸を張って成功したと言える活動ではありませんでしたが、数々の失敗や小さな成功の積み重ねが、私を組織のリーダーへと育ててくれました。人は自分が楽しくないと他人に楽しさを分け与えることはできません。自分が幸せでないと他人に幸せを分け与えることはできません。まずは自らがJCを全力で楽しみ、周りのメンバー、地域の人々を楽しく幸せの渦に巻き込みましょう。そして、いつまでも変わらない本質的なものを大切にしながら、時代に応じて変化する価値観を私たちで創りあげるため可能性に挑み続けます。

海南青年会議所が地域から必要とされる組織であるために。海南・紀美野地域の青少年が魅力的に感じる組織であるために。メンバーやその家族の人生がより豊かになる組織であるために。様々な困難に直面するかもしれないけれど、大丈夫、周りを見ればこんなにも心強い仲間がいるのだから。

だから思いっきり挑戦していきましょう。

 第56代理事長 西山 美也

  

2025年度 組織図

委員会事業計画

地域生き生き委員会

担当理事       田渕 大祐

委 員 長        橋本 匡弘

副委員長       寺下 周兵 中谷 敦憲

委  員   大谷 龍児  片山 喬之  谷本 公生


方 針

 私たちが住む海南・紀美野地域は山・川・海の自然に恵まれた素晴らしい場所です。しかしながら、その魅力も訪れる機会がなければ伝わりません。大阪に住む友人たちも私に会いに来る際に初めてこの地域を知り、自然の魅力を感じてくれました。このように地域外の人たちには訪れてもらうきっかけを提供し、地域内の人たちには当たり前に思っている自然や文化が、実はすごく有難いものだということを再認識する必要があります。

 まずは、地域内外の人に海南・紀美野地域の魅力を伝えるために、豊かな自然を体験できる例会を行うことで、海南・紀美野地域の良さを知っていただく機会を提供します。自然と触れ合うことは人の心を豊かにし、癒しを与える効果があります。「ここに居ると心が満たされる。」と感じてもらうことが、この地域の魅力を伝える一番の方法だと考えます。次に、「この地域に住み続けたい」、「もう一度訪れたい」と思っていただくために、地元に伝わる文化に触れていただけるような例会を行うことで、都会では感じることができないこの地域の良さを知っていただきます。そして、海南青年会議所の運動や活動に対する理解を深めてもらうために、メンバーの家族を交えた例会を開催することで、より親密な関係を築き、私たちの活動を知るきっかけの場を設けます。また、これら地域の魅力を伝え、運動を展開していく為には仲間の協力が必要不可欠です。今年度の最重要課題として取り上げられている会員拡大は、1年を通して委員会全員で行えるように声を掛け合って、常に意識して動くよう努めます。

 私は10代・20代の内7年間を大阪で過ごしました。その頃地元には何もなく、大阪の方が便利で遊ぶところもたくさんあると感じていました。その後、家業を継いで地元に帰ってきた時に、初めて都会にはない魅力がたくさんあることに気が付きました。この地域には都会にあるような便利な商業施設も、にぎやかな繫華街もありません。しかし、この地域の自然や文化に包まれた暮らしは、都会では決して味わうことができない幸せなものです。各地方がPR活動に力を入れている現代において、海南・紀美野地域の魅力をたくさんの人に伝えることは簡単なことではありません。それでも、一年を通して1人でも多くの人に、この地域を今よりも好きになってもらうよう挑戦して参ります。

はーとふる委員会

担当理事    角田 周士郎

委 員 長     沼田 真伸

副委員長    池下 智也 山東 洋介

委  員    作嶋 祐河 高幣 保孝 丸尾 宜延


方 針

私たちの住む海南・紀美野地域は人口減少が社会課題です。海南・紀美野地域は、人口減少とともに少子高齢化が急速に進行していることにより、人口構造が変化し特に若年層の人口流出が多く見られます。海南・紀美野地域の魅力をもっと多くの人たちに知ってもらい、将来子どもたちがこのまちに住み続けたい、大好きな地元をもっと盛り上げていきたいと思ってもらうことが必要だと考えます。そして、本年度の最重要課題でもある会員拡大を成功させるためには委員会一丸となって取り組んでいくことが必要不可欠です。

まずは、将来の海南・紀美野地域に地元の若者が定着してもらうために、より多くの子どもたちに地域産業の魅力を身近に感じていただくきっかけ創りをすることで、大人になってもこのまちで暮らしたいと思ってもらえるようにしていきます。そして、このまちに住む子どもたちが、地域の魅力や文化を感じてもらうために、体験参加型の事業をすることによって、子どもたちが大人になっても地元を思い出せるようなインパクトを残すことで、地域の魅力が記憶に残り続けるきっかけを創ります。また、他の青年会議所と交流を図るために、合同例会を行うことで、より仲間意識を持つことができ、海南青年会議所の事業への参加意欲の向上につなげていきます。そして、青年会議所は40歳の節目で卒業を迎えます。これまでともに活動・運動してこられた会員を労うために卒業式を行うことで卒業会員に感謝の意を表し、たくさんの思い出を全員で共有していきます。また、それら全ての活動や運動を通して、海南青年会議所を多くの人に知ってもらい、最重要課題でもある会員拡大の強化にも繋げていきます。

私たちの活動を通して、地元の子どもたちが少しでも自分たちのまちを想い、自らの意思によって地元に興味・関心をもって生活していってもらいたいです。はじめは少ない人数でもこういった活動を続けることによって、段々と周囲の人々を巻き込み、海南・紀美野地域が地元愛にあふれた地域になっていってほしいです。そして、将来の海南・紀美野地域に地元の多くの若者が定着してもらえるように挑戦します。 

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